「名刺にインボイス番号は入れるのか?」
名刺を頼もうとした時、名刺に「インボイス番号」を入れるか迷いませんか?
弊社に「とりあえず名刺にインボイス番号を入れたほうがいいのかな?」
という相談が多く寄せられます。
新しい制度でよくわからないので取り敢えず入れておきたい気持ちはよく分かります。
「インボイス番号」を名刺に載せるべきか、実は多くのビジネスパーソンが悩んでいます。
今回の記事では、このインボイス番号と名刺の関係にスポットを当て、その真相を明らかにします。
この記事を読むことで、名刺を注文する際の迷いや不安が払拭されることでしょう。
結論としては、名刺にインボイス番号は「不要」と言えます。
その理由と背景を知ることで、より一層のビジネスの質を高める手助けとなります。ぜひ最後までお読みください!
インボイス番号って何?
そもそもインボイス番号は何かといいますと、
言うなれば「取引のIDカード」です。
2023年10月より施行されたインボイス(適格請求書)制度において、登録の申請をした会社はそれぞれ1社ごとに番号が割り当てられます。
これをインボイス番号といいます。
インボイス番号は「インボイス=適格請求書」というだけあって、主に請求書に記載されているのが一般的です。
請求書を発行しない会社は「領収書」に番号を記載することで、インボイス番号を取引相手の会社が分かるようにします。
名刺には何を書くのが一般的?
では名刺には何を書くのかと言いますと、
名刺の主な役割は「自己紹介」と「連絡手段の提供」です。
そのため、基本的には名前、会社名、役職、連絡先といった情報が中心となります。
初めての人と会った時、名刺はあなたの代わりに話してくれるアイテムです。
だから、名刺にはその人が一目で「この人は何をしているのか」「どうやって連絡を取れるのか」を理解できる情報が詰め込まれているのです。
インボイス番号は名刺に書かないのか?
ではインボイス番号は名刺に書いた方がいいのか…?
結論から申し上げますと、
「名刺にインボイス番号は必要ありません」
理由としてはまず、インボイス番号は請求書などに記載することがすでに義務としてある為です。
番号が請求書や領収書に書いてある場合、取引相手は名刺にインボイス番号が載っていなくても知ることとなる為、不要と言えます。
また他の理由として、取引相手の経理担当へ渡っていく可能性です。
例え名刺のインボイス番号を載せても、経理担当がいる会社であれば名刺が経理へ伝わっていく可能性も未知数です。
税理士へ渡っていく可能性を考えるともっと可能性は低そうです。
そのためこちらとしては名刺で番号を伝えたつもりでも相手側がインボイス番号を把握していないという問題も予想できます。
もう一点挙げるとするならば、名刺とインボイス番号の「目的」です。
名刺はあなたの自己紹介、
インボイス番号は取引の特定を目的としています。
名刺に取引の詳細を書くと、それは名刺の役割とは異なるものとなります。
ここで問題になるのは、
「今ある請求書や領収書をそのまま使いたいけど、インボイス番号を書いてないのでどうすればいいか分からない。」
ということではないでしょうか?
次章で解決策を提示します。
ではどうすればいいのか?
結論から言いますと、
「1行のインボイス番号が書かれたゴム印で対応する」です。
インボイス番号が書かれているゴム印を作り、今ある領収書や請求書に押印します。
1行の印鑑でしたら1,000円前後で手に入れることができるため経済的です。
そして手持ちの請求書が無くなった際にインボイス番号が記載された請求書を頼むことで、無駄なく安く済ませることが出来ます。
複数社の取引しかない場合は、ゴム印を作らずにFAXやメールで周知するのも良いでしょう。
インボイス番号は変わることがなく、一度伝えればその番号はずっと有効なため書面などで伝えるのも有効な手段となります。
どちらにせよ、名刺にインボイス番号を載せる必要はないでしょう。
結論:名刺にインボイス番号は不要!
まとめると、
「名刺にインボイス番号は必要なく、当面はゴム印や書面などで対応する」が正解だと言えます。
今ある在庫を大切にして最低限のコストで、このインボイス制度を乗り切りましょう!
弊社ではインボイスのゴム印やインボイス対応の請求書も承っています。
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それではまたどこかでお会いしましょう!